MENU

Excelで時間・時刻を簡単入力(コロン「:」省略する)方法(携帯番号や郵便番号にも応用可)とTEXT関数とセルの書式の違い

Excelで時間・時刻を簡単入力
Photo by Christina on Unsplash

 Excelで時間・時刻を手打ちする時点で何か間違っている気もしますが、それでも入力する必要がある場合があります。例えば旧態依然な勤怠の管理や個人的な血圧測定の入力など。

 Excelで時間・時刻を入力するには9:00など時間と分の間にコロン「:」を入れる必要がありますが、数字入力はテンキー派の私にとっては、テンキーにはコロン「:」が無いため入力するにはだいぶん面倒です。

ネットで調べてみると
  1. オートコレクトを使って、ドット2つ「..」をコロン「:」に変換する方法
  2. コロン「:」無しで入力し、書式を使って表示だけコロン「:」付きに変更する方法(見た目だけ)
  3. コロン「:」無しで入力し、Text関数を使って変換する方法(時間・時刻として機能)

 1.のオートコレクトを使う方法は他に譲ります。結局ドット2つ「..」の入力も微妙にめんどうなので。。。

 おすすめは2の方法と3の方法の組み合わせです。時間として差引や時系列の分布グラフなど不要な場合は2.の方法でじゅうぶんです。

目次

2.コロン「:」無しで入力し、書式を使ってコロン「:」付きに変更する方法

 まず見た目だけ変更する方法です。セルの書式で変更します。

 1桁から4桁で入力します。A2・A3・A4セルの様に、頭の0入力は省略可能です。A5セルの様に途中の0は省略出来ませんので1205と分入力は2桁で入力します。時間標記のイメージ通りなのでそれほど困らないかと。参考に24時を超える場合や5桁以上の場合も載せておきます。

セルをまたは列を選択します。列の選択がおすすめです。ショートカット「Ctrl+スペース」で列選択が特におすすめです。

セルの書式を起動、方法はいろいろありますが、ショートカット「Ctrl+1」がおすすめです。もしくは右クリックした後にセルの書式設定(F)をクリック。

①表示形式タブをクリック

②ユーザー定義をクリック

③種類に手打ちで「00″:”00」を半角入力。ワードプレスの仕様でダブルコーテーション「”」が全角に変換されていまいますが半角で入力が必要です。ダブルコーテーションで囲まれた文字を何文字でも文字扱いにします。

0の数は表示の桁数(先頭に0を追加)を指定しています。

もしくは「00!:00」でもOKです。エクスクラメーションマーク「!」はそれに続く一文字を文字扱いにすることができます。

ほとんどの文字はダブルコーテーション「”」もエクスクラメーションマーク「!」も不要です。

間に入れる記号・文字のほとんどはダブルコーテーション「”」もエクスクラメーションマーク「!」も不要です。よく使うのはハイフンまたはマイナス「-」など。携帯番号にハイフンを入れるには種類に「000-0000-0000」でOKです。

Text関数に使われる文字列はダブルコーテーション「”」で囲むかエクスクラメーションマーク「!」が必要なようです。

例を挙げるとコロン「:」、スラッシュ「/」、エクスクラメーションマーク「!」、シャープ「#」、数字などと変わったところでは「aaa」も必要です。「aaa」は書式として日本語の曜日を指定するときに使用します。

見た目だけ時間・時刻風に変えることができました。実際の中身はC列に示しているように最初に入力したものと変化していません。書式の設定だけです。もちろん時間の差引などもできません。

3.コロン「:」無しで入力し、Text関数を使って変換する方法(時間・時刻として機能)

Text関数を使用して変換します。

B2セルに「=TEXT(A2,”00″”:””00″)*1」を入力します。B2セルに「=TEXT(A2,”00!:00″)*1」でも可。ダブルコーテーション「”」は半角で入力が必要です。1を掛けているのは文字列を数値(シリアル値)に変換するテクニックのひとつです。

ダブルコーテーションの使い方がセルの書式と似ているようで少し違うので注意が必要です。

計算式をコピーます。コピー方法は省略。B列はシリアル値の為つづけて書式を変更します。Excelのシリアル値とは、1900年1月1日を「1」として日付に設定されている値のことです。

①表示形式タブをクリック

②ユーザー定義をクリック(時刻で設定しても良いのですが、好みでユーザー定義を使用します)

③種類に手打ちで「hh:mm」を半角入力。

入力時間A列と計算時間B列の違いに注目です。それぞれの中身をC列・D列に示しています。

また、B6、B7、B8のセル書式を「yyyy/mm/dd hh:mm」に変更しています。日にちもしっかり変換されていることが確認できます。

TEXT関数 と セルの書式の違い

TEXT関数とセルの書式は似て非なり。TEXT関数は文字列に変換が基本だが場合により1を掛けるなどして数値化(シリアル値化)も可能。セルの書式は見た目だけ変えるので数値(シリアル値)はそのまま数値(シリアル値)です。

Excelのシリアル値とは、1900年1月1日を「1」として日付に設定されている値のことです。

下記表の適用結果でセルの左に寄っているのは文字列右に寄っているのは数値(シリアル値)となります。

私の好みはTEXT関数で文字列か数値(シリアル値)をしっかりコントロールしたうえで、セルの書式で見た目を整えるのがベターと思っています。

参考に上記Excelファイルをアップしておきます。ご自由にどうぞ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA

目次